最近、加圧トレーニングという言葉をよく耳にしませんか?
筋トレにはもちろん、ダイエットにも効果があるとして、たくさんの女性にも支持されています。
普通の筋トレと加圧トレーニングは一体どう違うのか、メリットデメリットをご紹介しますね。
知らずにやると危険な場合もあるので、やり方をしっかりとチェックしたうえでトレーニングを始めましょう!
〜もくじ〜
加圧トレーニングとは?

加圧トレーニングとは、腕や太ももの付け根をベルトで締めて加圧し、その状態で行うトレーニングのこと。
血流を適度に制限することにより、少ない負荷で筋力の増強が得られるんです!
そのため、脳に「激しい運動をした」と錯覚させ、筋肉を太くしたり、身長を伸ばしたりする成長ホルモンの分泌が活発になるとされています。
メリットとデメリットを知ろう!
先ほども言ったように、楽に筋力アップが狙える、というわけではありません。
しっかりとメリットとデメリットについて知ることが大切です!
メリット
・ダイエット効果
加圧トレーニングをすることによって、成長ホルモンが増え、太りにくい体に。また、トレーニングによって筋肉も増え、脂肪燃焼しやすい体を手に入れる事が出来ます。
・血行促進
加圧と除圧を繰り返すことで血管の弾力が蘇ります。血行が良くなり、冷えや肩こりなど、体の不調を改善することが出来ます。

・回復力アップ
加圧トレーニングを行うと、骨折や肉離れ、捻挫等の怪我が早く回復するというデータがあります。
・筋力アップ
筋力アップを目的に行っている人が多いです。少ない負荷で出来ることから、続けやすいトレーニングとして人気ですね。
・若返り、美肌
加圧トレーニングをすることによって、成長ホルモンが約290倍になるという研究結果があります。
成長ホルモンは肌のハリやツヤに効果的に働いてくれる大事なホルモンです。
デメリット
・血流の制限の判断付きにくい
加圧トレーニングでは血流を制限してトレーニングを行っています。
血流制限には専用の加圧ベルトを用いることが一般的ですが、加圧ベルトを使っていても血流制限がきちんとできているかどうかを判断するのは素人にはとても困難です。
指導してくれる人がいるのなら良いのですが、初心者が素人判断でやってしまうと正しいトレーニング効果を得ることは難しいでしょう。
・負荷の調整の判断が難しい
個人で加圧トレーニングを行う場合には負荷の調整が判断できないというデメリットもあります。
今現在どれくらいの負荷がかかっているのか、というのは素人には分かりませんよね。
そしてその状態からどれほど負荷をかければいいのか、またはどれくらい負荷を下げればいいのかといったことも判断が難しいでしょう。
加圧トレーニングには危険性も?
加圧トレーニングは普通の筋トレとは違い、圧をかけて行うので、間違ったやり方をすると危険性も出てきてしまいます。
・貧血の恐れ
血液の流れを制限しているわけなので、想像以上に体には負荷がかかっているんです。
そのため、「貧血状態」を引き起こしてしまう方もいます。
ただでさえ血液を送り出す力が弱いのに、さらに血液の流れを制限してしまうと、血液が流れなくなるのは想像つきますよね。
血液が流れなくなる=血が足りないということで、貧血を引き起こしてしまうんです。
貧血による転倒などで怪我をすることもあるので、十分に注意が必要ですよ!
・静脈血栓やしびれの恐れあり
普通スムーズに流れているハズの血液の流れを制限しているのですから、それは「不自然な状態」ということになります。
この状態を長く続けると、まるで血管が詰まってしまったかのような状態に陥ってしまい、全身にしびれが現れてくる恐れが。
過剰な圧をかけたり、無理して長時間の加圧トレーニングを行ったりという事にはくれぐれも気を付けましょう。
まとめ
加圧トレーニングは少ない負荷で効果を得られる、嬉しいトレーニングではありますが、メリットデメリットをきちんと理解したうえで行いましょう。
メリット
ダイエット効果・血行促進・回復力アップ・筋力アップ・若返り、美肌
デメリット
貧血の恐れ・静脈血栓やしびれのお恐れ
安全に加圧トレーニングをするためには、優秀なトレーナーに任せるのが最適です。
無理せず自分の体調に気を付けながらトレーニングに励みましょう!