炭水化物抜きダイエットというのは、食事から炭水化物を摂らないダイエット。
ご飯や麺といった主食を食べないというもので、手軽に取り組みやすいうえに効果もバツグン!と人気のダイエット法です。
でもこのダイエット、一度は痩せたんだけどそこから太りやすくなった…という感想も少なくありません。
そこでこのページでは、そんな炭水化物抜きダイエットの正しいやり方とリバウンドしない秘訣について、お伝えしていきます!
・どうして痩せるの?
・どうして太りやすくなるの?
・リバウンドしない秘訣は?
について、一緒に見ていきましょう。
〜もくじ〜
炭水化物抜きダイエットとは?
そもそも炭水化物抜きダイエットというのは、ご飯やパン、麺類など、炭水化物を多く含む食品を食べないようにするというもの。
ご飯やパンというのは主食ですよね。
ですから、主食を食べないようにするという、シンプルなダイエット法なんです。
ですが、ただ単に主食を抜くといっても、それだけで炭水化物抜きにはならないので気をつけなければなりません!
なぜなら、主食以外にも炭水化物を含む食品があるから!
その食品とは、イモ類・豆類・根菜類、ケーキやビスケットなどのお菓子類。
これらの食品にも、炭水化物が含まれています。
つまり、でんぷんや小麦から作られる加工品にも注意が必要になるんです!
炭水化物抜きダイエットは痩せる!その2つのヒミツは?
炭水化物抜きダイエットは、「主食を抜くだけ♪」という気軽さからチャレンジする人も多く、痩せたという声も多いです。
なぜ痩せるのか、詳しくみていきますね。
痩せるヒミツ①摂取カロリーが減る
炭水化物抜きダイエットで痩せる理由の1つめは、主食を抜くことでトータルの摂取カロリーが減ること!
主食を抜く前と抜いた後の生活で消費カロリーに違いがなければ、摂取カロリーが減れば痩せるのはもっともです。
痩せるヒミツ②筋肉がスカスカになる
炭水化物抜きダイエットで痩せる理由の2つめは、糖新生により筋肉が痩せるから。
筋肉を分解してエネルギーを取り出すので、その結果筋肉が痩せていきます。
筋肉はけっこう重さがあるのですが、これが痩せていくことで体重も減るというわけなんです。
ここで少し体のエネルギーについても触れておきます。
私たちの体を維持していくために必要なもののひとつはエネルギーで、糖質から作られます。
炭水化物というのは、主に糖質と食物繊維からできているので、炭水化物を抜く=糖質を抜くことになり、体がエネルギー不足になってしまうんですね。
炭水化物抜きダイエットは太りやすくなる!その3つのヒミツは?
先ほどは炭水化物抜きダイエットで痩せる理由をお伝えしました。
ここからは、なぜ炭水化物抜きダイエットで太りやすくなるのかをお伝えします!
太りやすいヒミツ①主食以外から炭水化物を摂りすぎる
炭水化物抜きダイエットで太りやすくなる理由の1つめは、主食以外の炭水化物の量が増えてしまうこと。
主食の代わりに食べる食材から、けっこうな量の炭水化物を食べていることがあるんです!
・お腹が満たされるもの
・たんぱく質の多いもの
この2つに当てはまる食べ物、何を思い浮かべますか?
私が思い浮かべるのは豆類です。
大豆や枝豆はお腹にもたまりますし、野菜でヘルシーな感じです♪
畑の肉なんていわれるぐらいたんぱく質も豊富。
だけどここが落とし穴。
意外と炭水化物も多いんです…
あと、空腹を紛らわせるのに、春雨スープも食べたりしますが、これも炭水化物の視点から見るとNG。
カロリーは低いんですが炭水化物なんです。
せっかくご飯やパンをガマンしても、炭水化物抜きにはなりません。
太りやすいヒミツ②糖不足でイライラし食べ過ぎてしまう
炭水化物抜きダイエットで太りやすくなる理由の2つめは、糖不足でストレスがたまり過食すること。
炭水化物というのは主に糖質と食物繊維で構成されているんですが、糖質が不足すると、体はエネルギー不足になります。
そうすると、少ないエネルギーを生命維持の方に優先させます。
エネルギーを補充するべく、脳は外から糖質を摂るよう命令を出すのです。
これが空腹感をもたらします!
食べちゃいけないのに食べたい…そんな葛藤が続けばストレスが溜まり、やがて欲求に負けてドカ食いしてしまいます。
体としては飢餓状態だから、一気に吸収してエネルギーをため込もうとします。
太りやすいヒミツ③安心感から食べ過ぎてしまう
炭水化物抜きダイエットで太りやすくなる理由の3つめは、主食を抜いている安心感から、高カロリーのものを食べ過ぎてしまうこと。
主食を抜いているから大丈夫とばかりに、脂肪分が多いものを食べ過ぎてしまうのもNGです。
失敗しない炭水化物抜きダイエット方法
手軽にやりやすい炭水化物抜きダイエットですが、ここまでお伝えしたように正しくやらないと逆に太ってしまう結果になることもあります。
また、目標体重になったからOK!と通常食に戻すと、リバウンドするという感想も多いです!
そこでここからは、失敗しないおすすめのやり方とリバウンドを防ぐ方法についてお伝えしていきます!
①炭水化物=主食を抜くのではなく減らす!
炭水化物抜きダイエットのおすすめのやり方1つめは、炭水化物を抜くのではなく減らすことです。
なんといっても主食を抜くだけという手軽さが魅力の炭水化物抜きダイエット。
でも、主食を抜くことで、ほかの食材から炭水化物を摂ってしまっては、ダイエットの結果が出にくいところでもあります。
なので、私がおすすめするのは、
主食を抜くのではなく減らしていく
ことです!
普段お茶碗1杯分食べているところを、軽く1膳~1/2量にしてみます。
私たちが生きていくうえで必要なエネルギーは、炭水化物などに含まれる糖質から作られています。
ところが、この糖質が不足すると、体内では筋肉や脂肪を分解してエネルギーを作り出そうとします。
脂肪が燃えるからいいじゃん!って思うかもしれませんが、これは体が生命の危機にさらされているということにもなるんです。
そして、この状態はずっと続くわけではありません。
体はこの危機的状況に適応するべく、代謝活動を抑え、低エネルギーでも生きていけるようにします。
この状態のときに何かの拍子で食べてしまうと、体は外からきたエネルギー源を取り込んで蓄えようとするので、少量でも太りやすくなります。
こんな状況にならないよう、主食の量を調節して食べ、低エネルギーモードに入らないようにしましょう!
このやり方は、リバウンドを防ぐのにも効きますよ!
②豆類やイモ類のある食事のときは、主食の量をさらに減らす!
炭水化物抜きダイエットのおすすめのやり方2つめは、食事のメニューに豆類やイモ類が使われていたら、その量によって主食を減らすことです。
たとえば、フライドポテトとご飯って炭水化物だらけですよね。
フライドポテトを食べるなら、主食を思い切ってカットしてみてもよいです!
リバウンドしないための方法
①血糖値の上昇を緩やかにする
炭水化物抜きダイエットでリバウンドしない1つめの方法は、血糖値の上昇を緩やかにすることです。
炭水化物を摂る前に食物繊維を摂っておくと、血糖値の上昇がゆっくりになります。
食事の始めに、サラダや海藻などを食べておくのがおすすめ♪
また、低GI食品を摂るのも◎です。
②運動で筋肉の低下を防ぐ
炭水化物抜きダイエットでリバウンドしない2つめの方法は、運動で筋肉の低下を防ぐことです。
筋肉が落ちると、体の代謝活動が低下し、低エネルギーモードに入ってしまうので、リバウンドしやすくなります。
なので、筋トレや運動で筋肉を維持するようにしましょう!
炭水化物抜きダイエットでリバウンドしてしまったら?
もし、炭水化物抜きダイエットでリバウンドしてしまったら、まずは体を正常な状態に戻すようにしましょう!
そのためには、筋肉の回復と栄養バランスの取れた食事です。
リバウンドで増えるのはほとんどが脂肪ですから、運動で鍛えて筋肉に変えていきます。
たんぱく質は、筋肉を作る原料になるので、意識して摂ってくださいね。
炭水化物については、摂りすぎならないよう気をつけ、ビタミン・ミネラルをしっかり摂ります。
サプリメントに頼ってもOKです♪
まとめ
このページでは、炭水化物抜きダイエットの痩せるヒミツと太るヒミツ、そして正しいやり方やリバウンドを防ぐ方法についてお伝えしました。
簡単そうにみえて実は注意ポイントも多いのですが、やり始めるとけっこう慣れてきます。
うまくやればよいダイエット法ですが、簡単な分落とし穴も多いので気をつけなければなりませんね!
美味しく食べて健康的にダイエットしていきましょう。