今話題の「HMB」。サプリメントなどに取り入れられ注目されていますよね。商品を宣伝する広告は、大概ムキムキの6パックの男性。
筋トレをする人なんかは特に気になる商品かと思います。男性向けなのかな？と思いきや、最近では女性向けの商品も増えてきたようです。
女性向けの広告に使われているのは程よい細さのウエストと、美しいくびれラインを持った女性。広告だとわかっていても、「自分もこんな風になれたら・・・」と想像してしまいませんか？
理想の体を想像させる商品広告に踊らされながらも、「そんなにHMBっていいのかな？」と気になってしまいます。
そんな女性は私だけではないはず。というわけで、今回は女性がHMBを摂取する必要性について書いていきますね。
また、サプリメントなどを選ぶ際に女性が気にするのは摂取による「ホルモンバランスの変化」ではないでしょうか。その辺りも考えていきましょう。
HMBが注目される理由
HMBの正式名称は「3-ヒドロキシイソ吉草酸」といいます。
これだけでは何のことだかさっぱりわかりませんが、「必須アミノ酸」の「ロイシン」と関係があると聞くとピンとくる方もいるのではないでしょうか。
筋肉をつけるためにタンパク質の摂取は欠かせません。
だからこそ日頃の食生活で補えない分や効率よく筋肉をつけるためにプロテインなどで摂取するわけですが、そのタンパク質は消化されるとアミノ酸に分解されます。
身体を構成するアミノ酸は20種類あります。そのうちのロイシンというアミノ酸が体内で使われたときに、代謝物として生成されるのがHMBです。
HMBは、筋肉の合成効果や筋肉の分解を抑制する効果があるとして注目されています。1996年に発見されてからボディビル向けのサプリメントなどで注目されてきたHMB。
日本に入ってきたのは2010年ですが、今では高齢者の筋肉量の増加や疾患による体重減少の改善効果も期待されています。
HMBは女性にも必要なのか？
女性にも必要か？ということを考えると答えはYesです。なぜならHMBは、女性に限らず私たち人間の体内で日々生成されているものだから。
身体を構成する20種類のアミノ酸のうち、体内で合成できないものを「必須アミノ酸」といいます。
ロイシンもその中に含まれるのですが、摂取したロイシンを代謝することによって体内では1日約0.2〜0.4gのHMBが合成されています。
HMBの元となるロイシンは大豆や牛肉に豊富に含まれており、HMB自体も肉類や野菜に含まれている成分です。
ですが食品から摂取できる量は微々たるもので、筋肉の合成効果や筋肉の分解を抑制する効果を得るためには1日3gのHMBを摂取しなければならないと言われています。
HMBの効果を得るために必要な3gを食品から摂取しようとした場合、チーズならばなんと約2010kgも一度に摂取しなければなりません。
また、ロイシンが体内でHMBに合成されるのは5%。3gのHMBを合成するには、60gのロイシンが必要となり、どちらにしても食品からの摂取は難しいということになります。
ちなみにHMBの摂取量が1日3g以下の場合と3g以上の場合、どちらにしても効果は低減したという実験結果があるようです。
必要以上に摂取してしまうと効果が下がってしまうんですね。
サプリメントは薬ではなく食品ですが、女性の場合は特にホルモンバランスを考えて摂取量を守った方が良いでしょう。
特に副作用が出るという報告はありませんが、健康食品でも何でも摂りすぎは身体に害があることが多いからです。
それから睡眠時間にも気をつけましょう。ホルモンバランスの乱れは食生活も関係しますが、ストレスや睡眠時間の少なさも原因の一つです。
食生活は完璧でもその他がダメダメであれば意味がないので、ホルモンバランスの乱れが気になる方は日頃の生活習慣から見直してみてくださいね。
どうしても摂取しなきゃダメ？
ここまでHMBの効果や必要性について書いてきましたが、HMBは必ずしも摂取しなければならないものではありません。
摂取した方が良いものではありますが、「HMBはロイシンの代謝物」というところでお分かりの通りHMBを摂取するよりもタンパク質を摂取する方が重要です。
なぜなら、タンパク質がアミノ酸に分解されその中のロイシンが代謝されたときに生成されるのがHMBだから。
順番を考えると一目瞭然ですよね。ですから筋肉をつけるためにプロテインにしようかHMBにしようか・・・で迷うことがあればまず必要なのはプロテインです。
そしてプロテインに加えてHMBを摂取することで、筋肉の合成効果や筋肉の分解を抑制する効果が期待できます。
もちろん、摂取するだけで筋肉がつくわけではないので適度な運動も必要です。HMBの摂取は、より効率的に筋肉をつけたい方におすすめです。
ダイエット効果はある？
ここまで読んでくださった方の中には、「私にはHMBは必要ないんじゃないか」と思われている方もいるでしょう。
「あのスリムなウエストの広告を見て痩せられるかと思って調べたのに、飲めば簡単に痩せられるわけではないみたい・・・」なんて思っていませんか？
個人的に「飲めば痩せる」なんて都合の良いものはないと思っていますが、ダイエット効果を期待している方はもう少しお付き合いください。
確かにHMBは効率良く筋肉をつけたい方におすすめのものです。ですが現在ダイエットサプリとして市場に出回っているHMBサプリのほとんどは、HMBだけの効果効能を推しているものではありません。
HMBも含めた良いとこどりのサプリメントが多いのです。純粋なHMBサプリが欲しいんだ！という方は自分が見ている商品がどちらなのか見極める必要があるでしょう。
そしてダイエット効果を期待している方は、HMBに限らず自分の目的に合ったサプリメントを見つける必要があります。
今話題のHMBサプリメントはコレ！
ダイエット効果のあるHMBサプリメントとして今話題になっているのが、ゆんころさんが広告塔となっている「クイーンズスリムHMB」です。
クイーンズスリムHMBは、GACKTさんが広告塔である「メタルマッスル」の女性版サプリメント。
私がリスペクトしている筋肉女子・ゆんころさんが愛用しているとあって、気になっていろいろと調べてみました。
クイーンズスリムHMBは、その名の通り「スリム」を目指す女性を応援するサプリメントです。
「目指せ腹筋美！」や「日常を運動に！スリムアップサポートサプリ♪」をキャッチコピーにHMBが1,000mg配合されたサプリメントであることを推しています。
1,000mg＝1gなので、筋肉の合成効果や筋肉の分解を抑制する効果を得るために1日に必要なHMBの1/3が含まれているということですね。
この時点で純粋なHMBサプリメントを探している方はこれじゃないなということがわかるかと思います。
ですがダイエット目的の方にはクイーンズスリムHMBはおすすめです。なぜならクイーンズスリムHMBにはHMBだけでなくスリムアップに効果的な栄養素がたくさん含まれているから。
筋肉のエネルギー源になるBCAAをはじめ、ダイエットサポート成分として注目されているコレウスフォルスコリ、美容効果の高いドラゴンフルーツ他スーパーフードも贅沢に配合されているんです。
メタルマッスルと違うのは、女性に嬉しい美容効果のある成分が豊富に含まれていることではないでしょうか。
飲めば筋肉ムキムキになるというわけではなく、運動効果をアップさせながら美容効果も得られるという欲張りな女性向けのサプリメントです。
ただ飲むだけではなく日常生活に少しでも運動をプラスしてクイーンズスリムHMBを飲むと、効果を実感できる方が多いようですね。
やはり、痩せようと思ったときに運動は欠かせません。公式サイトでもヨガとの組み合わせがおすすめされています。
自宅で簡単にできる運動であれば続けやすいですよね。
まとめ
今回はHMBを女性が飲む必要性について考えてみました。
・HMBはロイシンの代謝物である
・HMBには筋肉の合成効果や筋肉の分解を抑制する効果がある
・必ず摂取しなければいけないものではないが、筋トレをする方にはおすすめ
・効果を得るためには1日3gのHMBを摂取しなければならない
・HMBサプリメントには純粋にHMBだけのものとそうでないものがあるので見極めが必要
・女性に人気のHMBサプリメント「クイーンズスリムHMB」はダイエット補助サプリメント
・女性には純粋なHMBサプリメントよりも美容効果の高いダイエット補助サプリメントの方が圧倒的に人気
女性に限らず筋肉を効率良くつけるためにHMBは効果的です。
ジム通いをしている女性は特に、クイーンズスリムHMBなどのサプリメントを摂取しながら運動すると効果が出やすいのではないでしょうか。
私もジム通いを始めて2年ほど経ちますが、以前よりもプロテインやサプリメントを意識して摂るようになりました。
何も摂取しないよりも、それだけ得られる効果が大きいということがわかってきたからです。目指しているのはムキムキではなくほどよくスリムな美しいボディライン。
プロテインにHMBをプラスして、トレーニング効果を高めていきたいと思います。
