ダイエットの為に筋トレを始めたのに、体重が増えた!と不満に思ったことはありませんか?
ダイエットをしていて、目に見えて「太った」「痩せた」がわかるのが体重ですよね。私自身も筋トレを指導していた立場でありながら、少なからず体重は気になります。
しかし、よくテレビや雑誌で見るスタイルの良い方は、「体重より見た目」と言っていることが多いんです。それはなぜなのでしょう。
今回は、その疑問を解決しつつ、筋トレと体重増加の関係について紹介していきます。
筋トレをするとなぜ体重は増えるの?

筋トレをすると、体重が増えたと不安になりますよね。でもその体重増加、筋肉がきちんと増えている証拠なんです。
筋トレとは、トレーニングによって筋肉にある筋繊維に傷がつき、その傷を回復させるときに前より大きくなるというものなのです。この過程で、筋肉にはちょっとした炎症が起こります。
炎症が起きている時、体には多くの水分が必要。その水分の量が体重となってあらわれます。
筋トレをする→筋繊維に傷がつく→回復させるときに前よりも大きくなる…この状態を超回復と言います。
超回復での体重増加は、これまで筋トレをしてこなかった方の方が感じやすいんですよ。
ですから、筋トレを初めてすぐは特に体重増加を感じやすいかもしれません。
一方で普段から筋トレをしている人は、超回復により体重が増えることは知っているので体重増加は気にしていません。
筋トレをしている限り超回復の繰り返しになりますから、体重は増えていきます。その分脂肪はしっかりと燃えているので安心してくださいね。
筋トレ初心者ほど体重増加を気にしすぎて、筋トレは体重が増えるから嫌いとなってしまうのです。とてももったいないですね。
体重が増えた=太った!ではない
体重が増えるととても太った!という気になりますよね。私も高校生の頃は色々なダイエットをし、体重が全て!という感じでした。
しかし実際は、体重が増えたということが太ったということにはなりません。
同じ50㎏の人でも、太って見える人と痩せて見える人がいます。筋肉と脂肪の量によって、太って見えるかは変わってくるのです。
ダイエットをして痩せたいという人は、体重を減らしたいというわけではないと思います。
アスリートの方を見るとわかると思いますが、見た目は痩せているのに体重は結構あるように感じたことはありませんか?それはなぜかというと、脂肪が多いのではなく筋肉量があるからです。
同じ重さの脂肪と筋肉があったら、大きく見えるのは脂肪なのです。
ですから、引き締めたいと思っている方は体重ではなく筋肉量を意識してみましょう。
一時的な体重増加に焦らないで!食事制限に要注意!
体重が増えると、筋トレしているのに!と焦って食事を見直そうとする方がいるかもしれません。体重が増えた分、食べる量を減らそうとしてしまうんですよね。
ここで気を付けなければならないポイントがあります。ただ単に食事を抜くことはしてはいけません。
脂肪を落とすのは筋肉ですから、筋肉が減っては脂肪も減りません。筋トレをしていても、必要な食事量が取れていなければ効果も出ないので意味がないのです。特に、女性は食事制限をしがちですね。
最近では摂取カロリーを減らす食事制限ダイエットよりも、消費カロリーを増やす筋トレなどが注目されているので、消費するダイエットを心がけていきましょう。
また、筋肉を増やすために必要なのは「たんぱく質」です。それを知っている人は、筋トレを始めるとともに良質なたんぱく質をしっかりと摂ろうとするでしょう。
たんぱく質の摂取量が増えることも体重増加の原因になりますが、食事を見直してたんぱく質を摂るようにしたことは良いことなので、その原因での体重増加は気にしなくて良いですよ。
まずは筋肉を柔らかくするところから
体重増加が気になって筋トレをやることに迷いがある方におすすめしたいのが、軽いストレッチやフィットネスで身体を動かし筋肉を柔らかくすることです。
なぜ筋肉を柔らかくした方がいいのかというと、ストレッチなどで関節の可動域を広げることによって日常生活での運動効果が高まるから。全く動かさなければ、筋肉は硬くなってしまいます。
老廃物や疲労物質が溜まりやすくなり、これが肩こりや腰痛などの身体の不調に繋がっていきます。
さらに、身体は重力に負けて垂れていきます。
お尻の下の部分がたわみ、全体の位置が下がり、最終的には側面がそげて全体が内側に流れハリのないヒップになってしまいます。これが凝り固まってしまったら・・・想像するだけでゾッとしてしまいますよね。
だからこそ、筋トレまではいかなくても日常的に身体を動かす週間をつけておきましょう。
体重増加を気にせずにまずはできることから始めたいという方におすすめなのが、ダンササイズ。
TRFイージー・ドゥ・ダンササイズをご存知の方は多いかと思いますが、実は本やDVDを買わずともdTVという動画配信サービスで動画を無料視聴することができるんです。その下半身集中プログラムで踊ってみてください。
続かなかったらどうしようと思い私も本は買わなかったのですが、ドラマや映画を見るために利用していたdTVに最近フィットネス動画のジャンルが加わったので試してみました。それに意外とハマっています(笑)
dTVフィットネスではいろんなストレッチ方法やダンササイズが紹介されています。元フィギュアスケート選手の高橋大輔さんのエクササイズ方法「シンプルエクササイズ」は、身体のラインを整えるのにおすすめです。
初回31日間の無料視聴期間があり、期間内に解約すれば一切お金はかかりません。継続しても毎月540円で利用できるので、ドラマや映画に加えてフィットネス動画が見放題というのは嬉しい特典です。
「筋トレには抵抗があるけれどまずは身体を動かしたい」と考えている方は、気軽に試してみてください。
まとめ
今回は、筋トレでの体重増加について紹介をしました。まとめると、
・筋トレをすると確かに体重は増える
・筋トレを始めたばかりの方は、最初は筋肉が付きやすいので体重も増えやすい
・筋トレをしている限り、体重が増えることは仕方のないことだが、約6ヵ月程度たつとその増え方も小さくなる傾向にある
・見た目は同じ体重の方だと、筋肉がついている方よりも脂肪が多い方の方が大きく見える
・細く見えたい方は、体重が増えてでも筋肉を増やすべき!
・それでも体重が気になるからと、食事制限を過度にしないようにする
・筋トレに抵抗がある場合は、ストレッチ等で筋肉を柔らかくしておく
以上のことが大切です。
私は、筋トレはとても素晴らしいものだと感じます。筋トレは太ると勘違いしている方がいるのは、とてももったいない。
この記事を読んでくださった方に、筋トレの良さを分かって頂ければ嬉しいです。