ここ何年か、筋トレがブームになっていますよね。ダイエットの為、健康の為・・・筋トレをする理由は人それぞれです。
体が変わる50代だからこそ、出来る筋トレがあるんです！
今回は、筋トレのインストラクターとして働いてきた経験から、50代女性でも出来る筋トレについて紹介していきます。
また、なぜ筋トレが必要なのかについてもお話していきますね。
若い時と体が変わるのはなぜ？
誰でも、年を重ねていくごとに体の変化は感じているかと思います。私もその一人です。
子供と一緒に公園で遊んでいて、久しぶりに鉄棒で逆上がりをしてみようとしたら出来なくなっていたり・・・大学生の頃履いていたジャージを履いてみたところ、入らなくなっていたり・・・。
あんなに余裕だった逆上がりが出来なくなっていたことに、内心かなりのショックを受けました。
そして、体型までも気づかないうちに変化していたんですね。
年を取ると体は変わると聞いていたけれど、こんなにも自分の体が若い時と違うと実感すると、怖いものです。
そして、後10年後、20年後の自分を想像すると、今、40代、50代の人よりも元気でいられていないような気がします。
ではなぜこんなにも体は変わるのか。
体が変わるきっかけとしては、大きく数えて2回あります。まずは30歳を過ぎた頃から。
30歳を過ぎると、女性は女性ホルモンの影響で体が変わっていきます。鍛えていなければ、筋肉量が1年に約1％ずつ勝手に減っていくのです。
また、体を支えているのも筋肉です。関節の周りについている筋肉が減ると、体重がもろに関節にかかり、足腰などの痛みにつながります。
そして、女性はちょうど30代で、妊娠出産を経験する人が多いでしょう。そうすると、余計に30歳を過ぎると体は変わっていくのです。
次に体が変わるタイミングは、閉経がきっかけになります。人によっていつ閉経するかは個人差がありますが、40代～60代でしょう。
私はこれまで、仕事柄若い人よりも50代以上の女性のサポートをしてきました。
そのため、色々な人を見てきましたが、最初、皆さん筋トレをそれほど大切だと思っている人はいません。
ここ最近やっと、筋トレ筋トレと毎日のようにテレビでも言っているので、頭ではわかっているという人は増えてきました。
そして、実際筋トレと聞くと「キツそう」というイメージがほとんどなんですよね。
でも、筋トレは自分の体に合わせて行うのが大切であり、きついから良いというものではありません。今の筋力を落とさずに、維持することも筋トレの役割です。
「効いているな」というレベルで、充分意味のあるものになっています。それが、50代以上の女性には特に大切な鍛え方です。
では、具体的に何をどうすれば良いのか見ていきましょう。
50代女性にすすめる筋トレメニューはこれ！
筋トレを始める際に覚えておいてほしいことがあります。
「昔、運動をしていたから」や、「私は周りの同じ年齢の人に比べたらまだまだ若い」という方は要注意なのですが、自分の体は思っているよりも衰えています。
先ほども述べたように、50代ではもうすでにかなりの筋肉が落ちています。そのため、筋肉がすでに弱っていることで関節の柔軟性にも衰えが。
さらに神経の反応も鈍くなっているんです。そのことに注意して、まずは負荷の軽い筋トレから始めていきましょう。
特におすすめなのは、自分の体重を利用して鍛える自重トレーニングです。
スクワットは正しいフォームで
この動画はかなり丁寧に説明されているのでわかりやすいと思います。
スクワットでは、太ももの表の筋肉と裏の筋肉、お尻の筋肉を鍛えることが出来ます。そのため、太ももの引き締めや体力作り、膝の痛みの予防改善に効果があります。
太ももにはとても大きな筋肉があるので、鍛えると割と早くに効果を感じられる場所なんです。
動画でも言っていますが、腰幅に足を開き、お尻を後ろに下げていきます。
目線は前において、イスに腰掛けるように下がって上がっての繰り返しですが、呼吸も大切です。
つま先よりも前に膝が出てしまったり、膝の向きがまっすぐでないと、膝関節に余計な負担がかかるので注意してくださいね。
体の為には、正しいやり方で鍛える必要があるということを忘れずに。
寝る前にもできるバイシクルクランチ
これは、特に気になる人が多いであろう「お腹を鍛える運動」です。
まず足を立てた状態であおむけに寝ます。そして、膝を曲げたまま太ももが床と90度になるように上げてください。
そのまま自転車をこぐイメージで両足を動かします。だからバイシクルと言うんですね。
少しキツイと思う人もいると思いますが、無理のない範囲でいつもよりも筋肉を使ってみるという気持ちでやってみましょう。
まとめ
今回は、50代の女性にも出来る筋トレを紹介しました。
筋肉の種類や、筋トレの方法は沢山ありますが、まずはわかりやすい太ももとお腹の筋トレをメニューにしてみたらいかがでしょうか。
体が変わっていることを実感している中で、今少しずつからでも始めることが将来の体を変えていきます。
いつまでも若々しくいるために、出来ることから始めていきましょう！
