ここ最近の筋トレブームが起こっている中、筋トレを始めたという方もいるのでは?
筋トレをしていると、色々な疑問が出てきますよね。「汗はかくほど良いのか」「水分はどのくらい摂れば良いのか」などなど。
あげたらキリがないでしょう。その中でも、「筋トレは毎日した方が良いの?」と思ったことはありませんか?
この疑問には「超回復」というものが関わってきます。今回は、この超回復についてと、超回復の過程で起こる筋肉痛について紹介していきます。
〜もくじ〜
超回復とは?筋肉を増やすために欠かせないこと
今でこそ「超回復」「超回復」と言っていますが、筋トレを始めた頃は「超回復って何!?超からだが回復すること??なんだか強そう(笑)」と思っていました…
でも、初めて聞いた方は超回復って何だろうと思うはずです。
超回復とは、筋肉を増やす過程でなくてはならないものです。超回復が起こらなければ、筋肉は増えません。
その傷を修復する際に、筋トレをする前よりも筋肉を大きくしながら治していくのが「超回復」というものです。
「筋繊維に傷が付くって、痛そう…。もしかして、それが筋肉痛ってやつ?」と思う方もいるかもしれません。実際は少し違います。
超回復が起こる過程で筋肉痛になることはありますが、筋繊維に傷が付くこと自体では痛みは生じません。
筋肉痛とは?筋肉痛にならなくても筋肉は増える?

では、筋肉痛とは何なのでしょうか。筋肉痛とは医学的には、はっきりとどういうものなのかはわかっていないのです。
しかし、筋肉が疲労している状態にあることには間違いありません。
ただ先ほども言ったように、筋肉痛は超回復の過程で起こることではありますが、筋肉痛が起こらなければ筋肉が増えないのか?というと、違うのです。
筋肉痛が起こらなくても、筋トレをして超回復が起これば筋肉は増えます。
レベルアップの段階にきたと判断することも出来ますね。筋肉痛の話をしてきましたが、筋肉痛が起こる超回復でも、起こらない超回復でも、休息を必要としている状態にあることには変わりありません。
筋トレはやればやるほど良いというものではない!休ませることもトレーニングのうち!
筋トレは、頑張れば頑張るほど報われるものです。しかし、その頑張り方に落とし穴が。
毎日ハードなトレーニングをすれば良いかというと、そうではないのです。筋トレには「トレーニング」と「休息」が必要です。
超回復がどういうものなのかは最初に書きました。超回復が完了するまでにかかる時間は、筋トレをしてから48時間~72時間と言われています。
2~3日休んだ方が良いということですね。「え、毎日ジムで鍛えてるっていう人もいるよね?」と思った方、いませんか?
確かにいます。私は、そういう方は2つのタイプに分かれると思うんです。
一方は、前日に動かした筋肉とは別の場所を鍛えている方。もう一方は、とにかくがむしゃらに鍛えている方。
どちらの方が効率よく筋肉を増やしているかというと、前者の方です。しっかりと前日鍛えた筋肉を休ませながらの筋トレをしているからですね。
毎日筋トレをするのが日課!という方もいると思うので、効率よく鍛えるために日によって鍛える箇所を変えるのが良いでしょう。
効果が下がるだけではない!休まないことでのデメリットはまだある。
筋肉痛になった時に休まないと、効率が悪いというお話はしました。しかし、デメリットはそれだけではないのです。
筋肉痛がある時にトレーニングを行うと、どうしても体は痛いところをかばってしまいます。そうすると、どうしても可動域は狭くなるんです。
いつもと違う動かし方をすると、その分姿勢も崩れケガに繋がります。効果も出ず、ケガもしやすくなるとなると、筋肉痛の時にトレーニングをやるメリットはありませんね。
筋肉痛が残っている時にできること

では、せっかくトレーニングをする習慣が出来たのに「今休むと挫折してしまう!」と不安に思っている方もいるかもしれません。そういう方へ、筋肉痛の時でも出来ることを2つ紹介します。
少し前にも書きましたが、1つ目は違う部分のトレーニングを行う。
筋肉痛になったことがある方ならわかると思いますが、筋肉痛って、痛い場所は「ここ!」とピンポイントですよね?
それが筋肉痛というものなのですが、今痛い場所と違う場所を鍛えることが、毎日トレーニングを続けられるコツになるんです。
2つ目は、負荷の軽い運動をする。例えばストレッチですね。
下半身の筋肉痛の場合にはウォーキングでも良いでしょう。軽い運動であれば、体が温まり血流が良くなります。
血流が良くなると、筋肉の回復に役立つエネルギーがより早く筋肉に届くようになるので、回復が早まるとも言われています。
ただしあまりにも筋肉痛がひどすぎると言った場合には、完全に休んだ方が良いですね。
まとめ
今回は超回復と、筋肉痛になった時に出来ることについて紹介してきました。
まとめると、
・超回復とは筋肉を増やすために欠かせないこと。
・筋肉痛が起こらないからと言って、超回復が起きていないというわけではない。
・筋肉痛がある時にはトレーニングはすべきではない。
・どうしてもやりたいときには、筋肉痛でない場所を鍛えるか、ストレッチなどの軽い運動にしておく。
以上が特に伝えたいことです。
筋肉は人間が生きるために絶対必要なものです。そしてそれは年と共に力を失っていきます。
筋トレはすぐに効果が出るものではなく、長く続けることで多くの効果を感じられるものです。効率よく、長く筋トレを続けられるよう、ケガがない状態で頑張ってほしいと思います!