最近、「トランポリンダイエット」に注目が集まっていることをご存じですか?
トランポリンというと、子供の遊具とか、本格的なトランポリン競技などを思い浮かべられますが、実はお手軽にダイエット・エクササイズとして取り入れられるものなのです。
その手軽さは、毎日5分間トランポリンでとぶだけで、ダイエットに非常に効果的であるというもの。
トランポリンに乗って楽しく飛び跳ねるだけで、バネ・ゴムなどの反動で大きくジャンプできて、さらにストレスの解消にもなります。
そんな、注目のトランポリンダイエットの方法、やり方、そしてその効果についてまとめてみました。
トランポリンダイエットのメリット・効果とは

まず、トランポリンには四角形だったり、丸い形のものがあるのですが、その枠の中に非常に伸縮性のある丈夫な布を張り渡し、スプリングバネやゴム・ケーブルなどで下から固定したものがトランポリンです。
このトランポリンを使用したダイエットには、きちんと運動効果もあるのです。そのトランポリンダイエットのメリットをまずは見ていきたいと思います。
短時間でも運動効率が高い
トランポリンの基本的な運動動作はジャンプであるため、短時間で高い運動効果を得ることができます。
実は、人間の動作で最もカロリーを使う動作が、しゃがんでからジャンプをするというもの。
トランポリンはしゃがんでからジャンプをするわけではないですが、連続してジャンプをすることになるので短時間での運動効果が得られるというわけなのです。
そしてトランポリンの消費カロリーはなんと、5分間で50kCal!これはジョギング1km分になるのです。
ジョギングで5分間だと走る速度にもよりますが、大体5分間で24kCal~33kCalとなり、このことからもトランポリンでのダイエット効果が高いことが分かりますね!
リンパの流れが良くなる
リンパ液は、わたしたちの体内の血液から吸収した栄養素を全身の細胞に届けたり、体内の老廃物を一緒に運び、外へ排出してくれます。
しかしこのリンパ液、血液とは違い心臓のようなポンプがないため、周囲の筋肉等によってしか動くことができないため、普段はゆっくりゆっくり流れているのです。
なので、運動を日常的に行わない、つまり筋肉を動かしていないとリンパの流れは停滞し、身体のなかにどんどん老廃物がたまっていってしまいます。
そこで、トランポリンダイエットを行うと、トランポリンのジャンプによる上下運動が、体内の細胞を刺激して、全身の体液をシェイクしてくれるような状態になるのです。
姿勢が良くなる

デスクワークなど長時間の作業により、肩こりに悩む方も多いはず・・・トランポリンはこういった姿勢の悪化による、肩こり、内臓のずれ、血液循環の悪化などにも効果があります。
トランポリンを跳ぶことで、身体の中心である「体幹」の筋肉が鍛えられて、骨格のゆがみ、姿勢が矯正されるのです。
身体のゆがみが改善され、姿勢が良くなり、血液の循環も良くなると肩こりなのどの症状も減っていくのはすごくうれしいですね!
簡単で楽しくて手軽
トランポリンは子供の遊具として使用されることもあり、とにかく楽しい!というメリットがあります。
ダイエットはつまらない、飽きてしまう、などという理由でやめてしまうケースも多くあると思いますが、今日もやりたいと思えるのがトランポリンダイエットの魅力ですね。
毎日お気に入りの音楽をかけながら、さらに歌いながら跳ぶとストレス解消にもなりそうです。
また、天候に左右されることもなく、スペースもトランポリンを置くスペースだけでいいので、手軽ですね。
ただ、トランポリンを使用する際は下にマットをしいて、防音対策をすることをおススメいたします。
毎日続けられて、日々のストレスも一緒に解消できそうなトランポリンダイエット・・・とっても魅力がいっぱいですね。
トランポリンダイエット効果的に行う前に
トランポリンダイエットを効果的に行っていただくために、行う前の予備知識をまとめました。
朝食前に跳ぶのがベスト
トランポリンダイエットを行うタイミングは、朝食前がベストです。
朝食前というのは、一日の中で最も空腹な時間で、この胃が空っぽの状態で、エネルギーを消費すると効率よく脂肪燃焼することができるのです。
逆に、食後すぐのトランポリンは、内臓を上下に揺さぶる運動になるので、消化活動の邪魔をしてしまい、気分が悪くなってしまうこともあるので、食後すぐはエクササイズを控えましょう!
一日何分跳べばいいのか
目的にもよりますが、「運動不足の解消で軽く運動をしたい」という方は1日5分跳ぶだけでも運動効果が得られます。
「体重を落とす」「筋肉量を増やしたい」という方は、大体1日に20分は跳ぶことを目標にしてください。
しかし、最初から20分跳ぶことは、普段使わない筋肉に負担がかかってしまうため、あまりお勧めはできません。
最初は5分から、徐々に10分、15分・・・とご自分のお体に合わせて、1日の運動時間を増やしていくのがおススメです。
エクササイズ前には必ず準備体操をする
朝起きた直後など、筋肉が冷えて硬い状態で急に運動を行うと、怪我をしてしまったり、筋肉痛の原因になってしまいます。
必ず、屈伸や膝、足首、アキレス腱伸ばしなどのストレッチをして身体の準備を整えてから、エクササイズを行いましょう。そして、エクササイズ前には水分補給を忘れずに!
トランポリンダイエットの効果的なやり方
それでは、いよいよトランポリンダイエットのやり方を紹介いたします。
ただ跳ぶだけでも効果のあるエクササイズですが、よりダイエット効果の高いやり方はどのようなものか!
トランポリン入門お手軽エクササイズ

まずは、3分間お手軽なトランポリンエクササイズを紹介します。トランポリンダイエットの入門コースなので、実践方法は簡単。
1.トランポリンの上を軽くジャンプ
2.左右の足を開閉しながらジャンプ
3.ウエストをひねりながらジャンプ
4.足を前後に踏み出しながらジャンプ
5.45度に回転しながらジャンプ
6.数回に一度スクワットをしながらジャンプ
7.片足ずつ、ケンケン
まずは、トランポリンの上で簡単な動きができるようになればさらに楽しく続けられそうです!
トランポリンサーキット
ただ、跳ぶだけでも運動効果が得られるトランポリンダイエットですが、このトランポリンサーキットは
● 有酸素運動
● 無酸素運動
● インターバルトレーニング
● 重力トレーニング
といった運動効果を得ることができます。
全部で8種類の跳び方を一通り約12分間行うエクササイズです。
1.リラックスジャンプ(2分間)
肩が揺れる程度に垂直にジャンプをして、トランポリン上でのバランス感覚を身体になじませます。
余裕が出てきたら、腰をひねりながらジャンプ。(この動作により、肩こりの解消、内臓への刺激によってお通じが改善する効果も)
また180度、270度回転をしたりと慣れてきたらすこしずつ難しい動きを取り入れながらリラックスしてジャンプを行います。
2.猛烈ダッシュ(2分間)
トランポリンの上で、ダッシュする「猛烈ダッシュ」。
1秒当たりで4ステップくらいのペースでひたすら足踏みをする。
3.前けりジャンプ(往復40回)
前に蹴り上げるようにジャンプを行う。
左右交互に往復40回を繰り返していきます。
大体1秒間に右、左の1往復を行うくらいの速さで行うと大体40秒くらいとなります。
※バランスを崩しやすい動作になっているので、勢いをつけすぎてトランポリンから落ちないように。
4.サイドキック(40秒間)
先ほどの前けりと同じくらいの、ペースで1秒間に右、左の1往復を繰り返し行います。
横に蹴り上げながら、ジャンプをします。
5.バックキック(40秒間)
後ろに蹴るバックキック。
前けり、サイドキック同様、1秒間に1往復を行います。
6.相撲ラッシュ(2分間)

膝に手をついて、相撲の四股を踏むようなポーズをとり、腰を落とし、かかとで足元を踏み込むようにして腰を垂直に動かします。
大体1秒に4回くらいのスピードで行いますが、同じリズムをキープしながら2分間耐え続けるので、とても疲労感がたまる動作なので、こらえどころですね。
お尻の大殿筋、中殿筋、腰回りの筋肉が鍛えられるのです。
7.ハイジャンプ(2分間)

空中で膝を曲げるくらい、思い切り高くジャンプをします。
これをひたすら2分間ハイジャンプをするわけですが、2分間続けてのハイジャンプはかなり疲れるので、ハイジャンプ、リラックスジャンプ・・・とハイジャンプが疲れたら少しリラックスジャンプを取り入れて休憩しながら行ってください。
8.リラックスジャンプ(2分間)
最後に、リラックスジャンプ。
激しい運動から、急に運動を止めると心臓に負担がかかってしまうので、最後にリラックスジャンプをして、息を整えていきます。
音楽に合わせてトランポリン
ただ、トランポリンを跳ぶだけではなくて音楽をかけて楽しみながらエクササイズを行うと、毎日楽しく続けられそう。
エアロビクスのように、ノリノリの音楽に合わせて出来ます。
先ほど紹介した、入門編のトランポリンの動きや、トランポリンサーキットのエクササイズを、好きな音楽に合わせて行うことで、ストレスもより一層解消されそう!
まとめ
今回トランポリンダイエットのやり方、効果についてまとめさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
ダイエット効果もさることながら、美容効果、ストレス解消、肩こりなどの解消もあり、続けていくにはメリットがたくさんのダイエット。
ただ、上下に跳ぶだけのトランポリンダイエットかと思っていましたが、いろいろな動作を取り入れることで、より効果のあるダイエットになることが分かりました。