「水泳ダイエット」をご存知ですか?水泳をすれば痩せるとは聞いた事はあるけれど、やり方がよくわからないという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、水泳によるダイエットが一体どういうものなのかについて書いていきます。効果的なメニューや頻度も含めてご紹介していきますね。
〜もくじ〜
水泳ダイエットとは?

水泳というのが何なのかは皆さんご存知かと思います。では、普通に地上で行うダイエットと一体何が違うのでしょうか?
普段、普通に歩行をしている時に特にしんどいと感じる方は怪我でもしていない限りいないはず。しかしながら、同じような歩行を水中で行うとどうでしょうか?
なんだか、地上での軽いウォーキングよりもしんどいし足が重たいと感じませんか?これは、水中では水圧がかかり、全ての動きへの負荷が高くなっているからなのです。
という事は、地上での運動を水中で行えば、その分運動量が自然と増えます。
水中での運動は、この水圧の負荷により少し動くだけでもエネルギーを多く使う為、脂肪が効率良く燃えます。
水泳ダイエットは、このように水中での運動を使用しカロリーの消費量を増やす事によるダイエットなのです。
水泳ダイエットの方法は、泳ぐだけではありません!
水中での効果が高い事はわかったけれども、「私、全く泳げないんです・・・」「私、泳ぐのは苦手なんだけど・・・」という方もきっといますよね?
大丈夫です!水中で泳ぐだけが水泳ダイエットではありません。
水中歩行と呼ばれる、水中で軽くウォーキングをする事だって立派な水泳ダイエットの一つなのです。
これなら、泳ぐのが苦手な方でも、あまり長い距離を泳げない方でもやってみようと思うのではないでしょうか?
健康体の方のダイエットはもちろんの事、身体に怪我がある方でも水中での浮力を使用して、浮き輪のようなコルセットを使用して水中歩行ダイエットをすることが出来ます。
水泳ダイエットの嬉しい効果とは?

水泳ダイエットには、一体どのような効果があるのでしょうか?
先ほどもお伝えした通り、水中では水圧がかかりますので、水の中で歩行したり、体をひねったり、また、泳いで四肢を動かすだけでも負荷がかかり効率よく鍛える事ができます。
水泳ダイエットを続ける事により、減量だけではなく、身体も綺麗に引き締まっていきます。
また、水中での動きにより血行も良くなり、体内の新陳代謝が上がり痩せやすい体質へと変化しやすくなるのです。
更には、足腰を怪我していたり、体重が重くて地上での一般的なランニングやウォーキングという運動だと膝や足腰に負担がかかって行えないという方でも、水中では浮力が働く為、膝や腰への負担も少なく、気持ち良く運動を続ける事ができます。
水中での負荷により、陸上よりも消費カロリーがアップし、更に足腰への負担も少ないとは一石二鳥ですね!
私は、小学生の頃から水泳を続けています。高校生の時に水泳部に所属していた頃は、食欲旺盛な時期でもりもり食べていました。
それにも関わらず、半年もしないうちに脂肪がすっきりと落ち、筋肉が綺麗に付き、身体のラインがあっという間に引き締まっていきました。
大人になった今現在でも、身体が重たくなってきたなーと感じる時は、ウォーキングでもランニングでもなく、迷わずプールへと泳ぎにいきます。
水泳ダイエットを続ければ、食事制限もそれほど厳しくする事なく、美味しく食べて無理なく美しい健康体へと向かっていけますよ。
水泳ダイエットの効果的なメニューを紹介

「水泳ダイエットが何なのかはわかったけれども、実際どうやってダイエットを行えばいいのかわからない!」という声が聞こえてきそうですね。
ここでは水泳ダイエットに必要な基本的な知識と、メニューや頻度もご紹介していきます。
水泳ダイエットと聞くと、「毎日2kmくらいは泳がないとダメなのでは?」なんて思われるかもしれませんが、そんな事はありません。
四泳法だけではなく、先ほども軽く触れたように水中歩行という方法だってあるのです。
水泳ダイエットでの効果をあげるには?
ここで一つ覚えておいて頂きたいのが、とりあえず泳げばいい、という事ではないという事。水泳ダイエットと聞くと、ただがむしゃらにとにかく泳げばいいと勘違いされ気味ですが、そうではありません。
水泳を始める前にしておきたい事がいくつかあります。一つ目は、泳ぐ前の準備運動、つまり軽い有酸素運動です。
「なーんだ、そんな事か。」という声が聞こえてきそうですが、このシンプルな準備運動は、水泳ダイエットでの効果をあげる為にもとても大切なのです。
この準備運動は、筋肉を伸ばし怪我の防止へと繋がっていくだけではなく、体内の脂肪を燃やしやすくする為にもかかせません。
そして、二つ目は、軽い筋トレです。これは、一つ目とは逆に無酸素運動と言われるもの。
筋トレをする事によって脂肪が分解され、水泳(こちらは、有酸素運動)を行う事で更なる脂肪の燃焼が期待できます。
最後に有酸素運動:水泳
軽い有酸素運動の準備運動、無酸素運動の筋トレが終わったらいよいよ水泳ダイエットのメインの水泳です。水泳といっても、色々と方法はありますよね。
「ランニングとかで汗をかくのと同じ要領で、一気に早く泳げばいいのよね?」という声が聞こえてきそうですが、そうではありません。
いくら水中でも、全力で泳いでしまえば無酸素運動となってしまい、脂肪がうまく燃焼されません。脂肪を効果的に燃やす為にはゆったりと長距離を泳ぐ事が大切です。
距離に捉われすぎず、脂肪が燃え始める20分以上を目標とし、ゆっくりと長く泳ぐ事を心がけましょう。
有酸素運動と無酸素運動
ここで、有酸素運動と無酸素運動の違いについて軽く触れておきたいと思います。有酸素運動は、その名の通り酸素を必要とする運動です。
体内に取り込んだ酸素を使用し糖質や脂肪を燃焼させてエネルギーを生み出します。
ここで紹介している水泳はもちろんの事、ジョギングやウォーキングなど深い呼吸で酸素を取り入れながらゆっくりとエネルギーを燃やす運動です。
酸素を使用して、糖質や体脂肪を燃焼させてエネルギーを生み出す有酸素運動に比べ、糖質だけからエネルギーを生み出す割合が高いという事です。
瞬発力を求められる筋トレや短距離走がこれになります。ですので、水泳ダイエットは、有酸素運動となり溜まった体脂肪を燃やして減量していくのに効果的なのです。
水泳ダイエットの頻度

それでは、この水泳ダイエット、どのくらいの頻度で行えばいいのでしょうか?
効果があると言われているのは、週2〜3回で、1回の時間はもちろん20分以上かけてゆっくりと、少なくとも合計で500〜600m は泳ぐのが良いと言われています。
これなら、仕事の後に1時間、夕食の前に軽く行えるのではないでしょうか?私は普段、30分から1時間をかけて1km 程度、平泳ぎとクロールを組み合わせて週2回泳いでいます。
時間的にも長すぎず、仕事の合間に続けられる程度です。もちろん、毎日行っても問題はありません。水泳の代わりに、水中ウォーキングを行う場合でも同じ要領で大丈夫です。
水中ウォーキングで、お腹の引き締め効果も含めたい場合は、歩行中に腰へのひねりを軽く入れてみてもいいと思います。
右足を前に出した時には左手を前方へと伸ばし、中央から左へと水を押し出すように、そして左足を前に出した時には右手を前方へと伸ばし中央から右へと水を押し出すようにします。
歩行中大股で歩くようにすると水の抵抗が高まり、負荷が上がるので更に効果的です。
まとめ
いかがでしたか?泳ぎが苦手で、水泳ダイエットなんて…と思われてた方にも少しは身近に聞こえるダイエットになりましたでしょうか?
泳ぐだけではなく、水中で軽く動く水中ウォーキングだけでもとてもいい運動になるという事、ぜひ覚えておいて下さいね。
友人との楽しいおしゃべりの時間、良かったら水中ウォーキングでされてみてはいかがでしょうか?
水泳は、私が通っていた大学の「生涯スポーツ」という講義でも取り上げられていたくらい、いくつになっても続けていけるスポーツです。
ダイエットはもちろんの事、生涯の健康の為にもぜひ始めてみて下さいね!