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産後太りの原因と解消方法について!おすすめの運動もチェック

女性の体は不思議なもので、妊娠前・妊娠中・出産後で体型の変化が著しいですよね。特に出産後、体型が変化してしまって悩んでいる方は多いのではないでしょうか?

うさ子
うさ子
わかってはいたけど、実際に妊娠や出産を経験してみると、体の変化にショックを受けてしまったわ・・・。どうにかならないの?

体重は妊娠前に戻ったけれど、体型が戻らない方。体重も体型も妊娠前に戻らず、妊娠前のジーンズが入らない方。

赤ちゃんのお世話や家事に追われてしまい、気が付いた時には産後太りをしていた方。

いろいろな方がいると思います。そもそも、なぜ産後太りになるのか原因と解消方法、おすすめの運動方法をお伝えします。

産後太りの原因は?

産後太りの原因とは何なのでしょうか?産後太りには、妊娠時からの原因がいくつかあるようです。あてはまる方も多いのではないでしょうか?

妊娠中は、皮下脂肪がつきやすくなる

妊娠中は、体重が増えますよね。赤ちゃんの体重に加え、胎盤・羊水・血液・皮下脂肪で平均7~12kg(妊娠前の体型が普通の方の場合)の体重が増加します。

特にお腹の中の赤ちゃんを外部の衝撃や冷えから守るために、お腹周りには脂肪がつきやすくなります。妊娠中は、赤ちゃんを守る大切な脂肪ですが、産後は必要のないものになってしまいます。

うさ子
うさ子
妊娠中ってちょっと食べただけでも太る気がする・・・。

赤ちゃんと一緒に、出産時に出てしまえば良いですが、そういうわけにはいきません。自分のお腹に残ったままなので、この皮下脂肪を何とかしないと、産後太りまっしぐらです。

妊娠時についた皮下脂肪は流動性なので、運動などにより十分落とすことが可能なようです。

基礎代謝の低下

妊娠中は、妊娠前に比べるとどうしても運動する機会が減ると思います。

妊娠初期は、悪阻などで安静にしていたり、後期はお腹が大きくなりますので、なかなか思うように動けなくなりますよね。

そのため、筋肉量が減り、基礎代謝が低下してしまっていると思われます。

基礎代謝が低下してしまうと、脂肪をため込みやすい体になってしまい、太りやすくなってしまいます。

ぴよ先生
ぴよ先生
産後身体の調子が戻ってきたら、家事や育児の合間に筋肉を増やそう!

妊娠・出産により骨盤が開いてしまう

妊娠中はホルモンの影響で、骨盤が開きやすくなっています。出産のときに、赤ちゃんが産道を通りやすいように、子宮周りの靭帯が緩み骨盤が開きやすくなります。

出産で開いた骨盤は、産後は自然に戻っていきます。しかし、その時に無理に動いたり、赤ちゃんを変な姿勢で長時間抱っこしたりしていると骨盤がずれたまま元に戻ってしまう可能性があります。

うさ子
うさ子
ええ!ずれたまま戻ってしまうの?

骨盤がずれたままだと、下半身の血流が悪くなり、下半身太りやぽっこりお腹の原因となります。骨盤のズレには要注意です。

産後太りを解消するには

出産後、約1か月は「産褥期」と呼ばれ、妊娠・出産により変化した身体を休めるのに大切な期間です。

赤ちゃんとお母さんの1か月検診が終わるまではムリに動く必要はありません。

産褥期は身体の回復と赤ちゃんとの生活リズムに慣れる時期ですので、休めるときに休みましょう。

産後3か月~6か月は、体重が落ちやすく、身体も妊娠前の身体に戻ろうとする時期ですので、この時期に集中して産後太りを解消しましょう。

骨盤を締める

骨盤ベルトや産後用の補正下着などで、骨盤を締めます。

骨盤ベルトを使用することで、開きやすくなっている骨盤を整えることができ、骨盤がずれてしまうのを防ぐことができます。

また、骨盤ベルトの種類によっては妊娠中から使用できるものもあります。もちろん妊娠中にムリに骨盤を締めるわけではなく、緩んでしまっている骨盤を支えてくれるアイテムです。

うさ子
うさ子
これは便利だね!

ムダに食べ過ぎない

妊娠中から授乳期まで、結構お腹が空きますよね。

特に、授乳中は赤ちゃんがおっぱいを飲んでくれるので、特に何もしなくてもそれだけで体重が落ちてしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか?

何もしなくても体重が落ちるからといって、食べすぎはNGです。それに、赤ちゃんのお世話や家事で食事のリズムも乱れやすくなる場合もありますよね。

1日3食、よく噛んでバランスの良い食事を心がけましょう鉄分、カルシウム、葉酸など産後不足しがちな栄養素を意識しましょう。

ぴよ先生
ぴよ先生
また、たんぱく質は、筋肉を作るために必要な栄養素だから、積極的に取り入れて筋肉をつけ基礎代謝を上げていこう。

運動をして基礎代謝を上げる

基礎代謝を上げるには、前述した食事以外にもいくつか方法があります。

体温を1℃上げると基礎代謝が13%上がるといわれていますので、温かいものを飲んだり、身体を温める食材(生姜など)を食事に取り入れてみてはいかがでしょう。

ストレッチやマッサージなどの運動で身体をほぐすことも効果的です。血行が良くなり、代謝が上がります。

おすすめの運動方法

産後、なかなか自分のペースで運動をすることが難しいと思います。そんな時は、赤ちゃんと遊びながら運動をしてみませんか?赤ちゃんの重みを利用して運動しちゃいましょう

うさ子
うさ子
すごい!一石二鳥だね。

赤ちゃんはご機嫌になり、ママは産後太りが解消されるなら素晴らしいですよね。

赤ちゃんと一緒に運動を行うときは、赤ちゃんの安全のためにも柔らかいマットの上やお布団の上がおすすめです。

また、赤ちゃんをはげしく揺さぶったりするような行為は危険です。赤ちゃんのお顔や様子を見ながら月齢に合わせて運動を行いましょう。

ぽっこりお腹に効果的な運動

赤ちゃんの首が座ったころからできる運動です。

①体育座りのような姿勢になります。この時、両膝を45℃にします。

②胸と太ももの間に赤ちゃんを座らせます。

③赤ちゃんが落ちないように頭を支えます。

④ママは背中が丸まらないように注意し、息を吐きながら顔を近づけます。この時、お腹をへこませながら息を吐くと効果的です。

⑤息を吸いながら元の位置に戻ります。

④と⑤を数回繰り返します。

赤ちゃんと一緒にお尻歩き

赤ちゃんの首が座ったら一緒にできる運動です。赤ちゃんを太ももの上にのせてお尻で歩くことで、骨盤をもとの位置に戻してくれる運動です。

お尻歩きをしている間は、背筋を伸ばして行うと効果的ですよ。

①足を伸ばして座る

②足の上に赤ちゃんを座らせて、しっかり支える。

③赤ちゃんを座らせたまま、お尻で前に歩いていく。

④ある程度進んだら、次は後ろに進んでいく。

まとめ

産後太りは解消できます!産後太りの原因は、妊娠のメカニズムにも一因があったわけですね。

毎日、育児や家事で忙しいですが、赤ちゃんと一緒に楽しくエクササイズができるといいですね。

ムリせず、楽しく産後太りを解消しましょう!