気合十分でジムに通い始めたのに疲れが溜まる・・・なんてことはありませんか?運動不足の状態から運動を始めると、初めのうちは疲れが出て当然。
でも、ある程度定期的に通って体も慣れてきているはずなのに、疲れを引きずってしまう方もいるんです。
疲れがどんどん溜まると、体を動かすのがおっくうになり、日常生活にも支障が出るようになります。
そんな状態でさらに運動を行うと、体に余計な負担をかけることになるので、しまいには体を壊すことになりかねません。
ここでは、ジム通いで疲労感を残さないための方法について紹介します。
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疲労が残る原因

運動をするということは、程度はどうあれ筋肉に刺激を与えることです。刺激を与えられた筋肉は、多少なりとも組織に傷がついた状態になります。
ちなみに、負荷が大きく刺激が強ければ筋肉痛となってあらわれます。傷ついた組織を修復するのに必要なのは、栄養と水分ですが、これらは、血流にのって修復が必要な部分に集まってきます。
筋肉に傷がつき疲労すると、その部分は縮んだ状態になるため、スムーズに血液やリンパが流れなくなります。
ですから、筋肉が縮んで血流が悪くなれば、修復に必要な栄養分と水分が十分に補給されないことになります。
また、筋肉を修復するのに必要な栄養分の量が足りないとなると、回復に時間がかかることになります。
その間、体内にある物質が筋肉の修復部分に集まってくることになりますが、このときに疲労として体にあらわれてくるのです。以上をまとめると、疲労が残る原因として、
・筋肉の修復に必要な栄養分の運搬がスムーズにいかない(筋肉の疲労により血流が悪くなる)
・筋肉の修復に必要な栄養分の量が足りない
ということがあげられます。
疲労感を残さない方法

疲労感を引きずらないためにできることとして、
・食事に気をつけること(筋肉の修復に必要な栄養を補給)
・体のケア(筋肉の修復部分の血流をスムーズにする)
があります。
食事その1:プロテイン
運動の後にプロテインを摂ろう!とよく耳にしませんか?筋トレで筋肉をバリバリ鍛えたい方だけやっているように思えますが、そんなことはありません。
むしろ、ジム通いで運動をしている方であれば、プロテインの摂取はおすすめ。プロテイン、つまりタンパク質を摂るようにすることがポイントです。
疲労が残る原因として、筋肉組織の修復に時間がかかることがあげられます。このときにタンパク質を補うとその修復が早まるので、疲労が溜まりにくくなります。
筋肉の修復は、2~3日かけて行われるので、運動直後から、ジムに行った翌日、翌々日までタンパク質を積極的に摂るようにしましょう。
でも、続けて飲むのはちょっと・・・ですよね。
私の場合ですが、運動直後にプロテインドリンクを飲み、その後の食事でタンパク質を意識したものにしています。
鶏のささみや胸肉は高タンパク質低カロリーでおすすめ食材なのですが、料理が面倒であれば、納豆や無脂肪牛乳でもOKです。
食事その2:糖質を摂る
ダイエットブームの昨今、糖質は控えるほうがいいという風潮がありますが、運動をしているのに糖質を控えるのはおすすめできません。
糖質は、運動をするときにエネルギーとして消費されていきます。
ですが、糖質を控えていると、運動のときに消費するものがなくなり、その分体に負担がかかることになり、疲労がたまる原因になります。
余分な糖質は体脂肪となるので困りますが、運動の後に摂る糖質は筋肉にエネルギーとして蓄えられるので、きちんと摂るようにしましょう。
糖質を摂ってよいとはいえ、砂糖を摂るというのではありません。適度な量の炭水化物を食べるようにしてください。
体のケアその1:ストレッチ
ストレッチには、血行を促進して疲労を回復させる効果があります。さらに、運動後にストレッチを行うことで、疲労物質の代謝がよくなり、体に疲労が溜まるのを抑えることができます。
開脚や前屈など、筋肉を軽く伸ばすストレッチがおすすめです。
体のケアその2:入浴やシャワー
運動直後であれば軽くシャワー、運動後時間が経って体のほてりが収まっていれば、ぬるめのお湯に浸かるとよいです。
血行がよくなり疲労物質の代謝がよくなるので、疲労が溜まりにくくなります。
体のケアその3:睡眠
寝ている間には成長ホルモンが分泌されますので、これも筋肉の修復を助けます。より多くの成長ホルモンを分泌させるには、しっかり睡眠を取ることが大事です。
運動を行った日は、睡眠をきちんと取るよう心掛けてみてください。睡眠時間が確保できない場合は、質の高い睡眠になるよう意識してみてください。
まとめ
運動をすれば疲れるものです。疲れてしまっても、翌日にしっかり回復していれば大丈夫。でも、疲れが翌日になっても残っているのであれば注意が必要です。
疲れが残っているのにジムに行って運動をしていれば、疲れという負債がどんどん体に溜まるばかり。健康を維持するためのジム通いなのに元も子もありませんね。
せっかくジムに通っているのですから、疲れをため込まないよう、食事と体のケアに気を配って、長く続けていきましょう。